次世代のデジタルマーケティングを考え抜くブログ(xbee's diary)

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【ゲーム理論】囚人のジレンマの囚人は誰

囚人のジレンマは、簡単に言えば、

「長い目で見れば、共同作業者と協調したほうが、総体では最大の成果があげられる」というもの

囚人同士で、相手を貶めようとするほど、自分の利益も最大にはならないというもの

だしぬいたり、一人勝ちしようとすることによって結果、余計にそれが達成できなくなるというものだ

もし、この理論が現実に適用できるとした場合、この囚人は、文字通り、個人を指すとすれば

会社で自分と同じグループで、同じような仕事をしている隣の席の同僚、と見立てれば、これは割りと理解しやすいと思う。

しかし、これがとなりのグループと、自分のグループだった場合には?

これも、協調することでうまくいくような気がする。

であれば、100人単位の事業部同士であれば?

1000人単位の同業他社同士であれば?

IT業界と、出版業界のような、異業種間であれば?

日本と、外国であれば?

地球と、地球外の・・・


スコープをどこに置くかによって、総体が何を指すのか、また、最大の成果とはなんなのかが、変わってくるわけで。

この問題には恐らく答えはないが、例えば地球規模でのECO問題や、世界レベルでの今起きている経済混乱なども、

「自分だけ助かれば良い」という考えを、それぞれの個(囚人)が持つことによって、最悪のシナリオになることもありうるわけで。

しかし、可能な限り長期的に協調をした場合に限り、利益最大化とすると人間には寿命というものがあるので、

「自分が生きているうちに自分の利益を最大化するには」と考えた場合、中々地球規模での範囲で、利益を最大化しようと考えるのは稀有な気はする。

まあ、日本だけ、日本人だけ良い思いをしようとしても、もううまくいかないのは自明だと思うけど。