夫婦というもっとも近い他人
例えば
寿命が低く見積もって60歳、結婚・出産を高めに見積もって35歳としたとき
親子が一緒にいる時間は、結婚までなので35年
夫婦が一緒にいる期間は25年
兄弟が一緒にいる期間は35年未満
これだと親子が一番長く一緒にいる相手、となるが途中、大学や社会人で
一人暮らしになることや、早く結婚したり、長生きしたりすることで、
夫婦が一緒にいる期間が一番長くなる(単身赴任などもあるだろうが)
また、幼い頃は「一緒に生活している」という感覚も少ないので、なおさら
夫婦でいる期間が「一緒に生活している」という時間が長くなる。
血が繋がっていないという、血縁という意味で見ればもっとも希薄な関係が
人生において「一般的に(平均を取れば)」一番長い間一緒にいるという
ことになるが、面白くもあり、それゆえに、もっとも難しいことでもあるのかな
とも思ったりする。
晩婚化が進む昨今ではあるが、そのあかの他人と一緒に生活する、という
経験を始める時期が遅くなるほど、それ(相手に合わせるということ)は
難しくなり、それゆえ、さらに晩婚化が進んでいくのではないか、というのが
個人的仮説の1つである。
なにせ相手は、自分と遠いところにあるDNAなのだから。
#ちょうどいい記事をタマタマ見つけたのでTBしてみた。