年齢に応じた待遇と、転職と
現実、どれだけそんな環境があるだろうか。
一般的な企業のことであれば、年齢(社歴)に応じて「地位」「給与」「やりがい」「自由度」
など、あがっていく(増えていく)と思われるものが、果たしてどれくらいあがっていく
だろうか。
20代はまだわかりやすい。新人から、やりがいのある仕事を任せたり、若い人を若い人がOJT
したりマネジメントしたりで、「うちはやってます感」を出しやすいから。
しかし、みないつか年を取る。そのときに、全員がちょっとずつでも、「上へ向かっている」と
感じ続けることができる企業というのはそんなにあるだろうか。
一部の大企業であれば、ちょっとずつでも上昇していくかもしれないが、例えば「地位」という
ところでは、ポジションの空きは有限なわけで。
ただ、そこに失望したからといってスグに転職では次の職場でもどれだけ、それが満たされるか
といえば、はなはだ怪しい。
転職は1億円損する、なんて本が売れているようだが、例えばそういう点について言及すれば
間違ってはいない。
そういうった市場原理ならぬ、企業におけるキャリア原理を理解したうえで転職できるか
どうかが、転職の1つのキーであろう。